Q派?ポイント派?

イラストレーターをよく使ってデザインしている人はポイント派が多いようです。InDesignの方はQ派でしょうか?

私は昔、写植機を使っていたのでQ数を主に使っています
もっと昔、活字の頃は号とかポイントなどを使っていました
蛇足ですが
雑誌は9ポ〜5号活字(9〜10.5ポイント)13Q〜15Q
名刺の住所は8ポ(12Q)
肩書きは9ポ(13Q)

Qは日本独自の活字の大きさです

Q数(歯)=1ミリx4

ミリ=Q数÷4

非常に計算しやすいです。

例えば
10cm(100mm)の中に20文字入れるなら
100mmx4=400歯(Qと同じ)
400÷20=20Qとなります
答えは20Qで入力すると20文字が入ります

21文字入れたい場合は20Qで打って文字送りは19歯(1歯詰め)で送れば丁度21文字入ります。

まぁ、写植時代は最初に文字の大きさを決めたので、電卓を横に置きながら文字うちしました。

今では、文字入力が最初にあり、流し込んでから文字の大きさを決めます。
現在のDTPでは書体や修飾などは画面を見ながら決めることが出来るので本当にドンピシャリです

写植の場合は打ち直しとなり、良く泣かされました。

最初から文字の大きさ、フォント、修飾など考えなくても良いのでポイントでもQでも関係ない・・・・と言う事になりますね。

1ポイントって○ミリと聞いても、直ぐに返事が返ってこないのもうなずけます。

因みに、歯とは
文字を送るときに歯車を使います、歯車の凸が1ヶ0.25mm(1Q)ですので1歯と呼びます

ポイントとQの関係
8pt=12Q=3mm
9pt=13Q=3.25mm
10pt=14Q=3.5mm
10.5pt=15Q=3.75mm
11pt=16Q=4mm
14pt=20Q=5mm
16pt=24Q=6mm

1pt=おおよそ0.35277mmで1インチの72分の1
(1インチは2.54cm 25.4mm)割り切れません
1mm=おおよそ2.83pt



感謝の心を込めて・・・ 伊東祐三(山梨県 樋口印刷内) JR1GDY Good HAM Life jr1gdy

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