活版印刷と樹脂板
お客さんが用紙持ち込みで名刺の注文にきました。
今までは名刺の大きさも近くの印刷屋さんに外注を出せば超小型の簡易オフセット印刷機で印刷してくれていました。
しかし、そんな便利な同業者も廃業し小さな印刷物には頭が痛いです。
小さな物は大きな用紙に多面付で印刷後断裁が通例です
しかし、特殊な紙などではそうも行きません、小さい物は小さいままで印刷します。
それで・・・
活版印刷機の登場です。
版は東京の業者に亜鉛板を発注しました。
名刺両面で約3500円。
印刷代が両面で2000円x2=4000円
合計7500円です。
それと平行して、印刷機の調整をしました
ローラーの交換、ローラー圧の調整
余計な油の除去
胴貼り
針と咥え調整
など
印刷機のヨコに20年ほど前に購入したAPR樹脂板があるのを発見しました。
黒いビニール袋でしっかりと保存されていたので試験してみました。
今はネガフィルムなど有りませんから、OHPフィルムとレーザープリンタを使います
露光はアマチュア無線の工作で使っているプリント基板を露光する「ちびライト」
露出時間は試行錯誤の結果3分
水洗い現像は35度のお湯柔らかい刷毛で3〜5分程度、下地が見えてきたらOK
感想、後露光
試験結果として
名刺でテストしました。
6ポイントくらいの小さい文字で、しかも明朝体など極細の横線があると、光量不足で文字がなくなってしまう。
やっぱりOHPフィルムのため透明感が無いので露光不足かもしれません。
露光を増やすと印字以外の所が出てきてしまいます。
OHPに変わる透明度の高い物が必要です。
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