スプレーボンドの話し
簡易シールとして
昔むかーし、50年ほど前の事、印刷の版は活字、タイプ、写真植字などで、せっせと活字を拾っていました。
誤りが在れば、活字の場合は拾い直し、写植の場合は正しい文字を糊などで貼付、タイプでは白訂正インクで塗りつぶしてそこへ打ち直しなどをしていました。
机の上には訂正マットが敷いてあり、そこでカッターを使って切り刻んだりして、訂正文字が小さいときはピンセットで上手に摘まんで訂正箇所に貼り付けていました。
カッターナイフ、デザインナイフ、スプレーボンド、ボンドを溶かすソルベックスなどは必須アイテム、それに罫線を引くロットリングなどもありました。
古き良き時代です。
ピンセットで摘まんだ訂正用の小さな欠片が何かの拍子で飛んでしまって、探すのに苦労しました。
見つからず、そのまま印刷したら・・・変な所にあって、印刷が台無しになってしまった事もありました
いまは、このデザインボンド、訂正用シールを作成するのに使ってます。
上質やコートに訂正文字をプリントし、カッターでカットし貼り付けます。時間が経てば(24時間くらい?)、剥がすことは出来ません。
便利に使っています。
勿論、印刷し直した方が良い場合在りますが??
メタルベースに亜鉛凸版を貼り付ける
活版印刷の頃、メタルベースに亜鉛凸版を貼り付けるには、スコッチの両面テープを使っていました。
強粘着で、一度貼り付くと、剥がすのに苦労しました。
そのまま放っておくと、大変です。
強引に剥がすと、1.0mm亜鉛板が反り返ってしまいました。
メタルベースに油が付いていると、ななかな貼り付きません。
そんな時は油落とし(自動車用)を使ったりオイルクリーンを使ったり、玉ねぎを切って擦ったりしました。
一番効果があったのは玉ねぎでした・・。(笑!)
紙やすりで擦るとメタルベースに傷が入るので躊躇しました。
重曹を使ったのを憶えてます。重曹+クレンザー+レモン汁だったような気がします。
マジックリン+クレンザーを試すのも良いかも
比較的面積のある亜鉛板には3Mのスプレー糊99番が良いようです
コメント