奥日光 戦場ヶ原

二日目の朝から



前日頼んでおいた昼食セットを受け取り、9時にチェックアウトする

戦場ヶ原のハイキング


目の前を落ちてゆく 湯滝



宿泊先から車で湯滝まで約3分、
湯滝パーキングに車を置いてハイキングの開始だ。
ミズナラやハルニレの林の向こうから、滝の音が聞こえている。カメラのレンズを入念にチェックしバックに押し込んで、足早に音のする方へ歩いてゆくと、ものすごい水量の湯滝に遭遇する。
ハイキングコースのすぐ脇にあるので、その迫力は絶品。暫く見とれてしまうが、気を取り戻してハイキングを開始する。
緑の香りがする、早朝の爽やかな林の中に入って行く。

苔に覆われたミズナラの根





そこは木道で滑り止めの横木が打ち付けてあるので歩きにくいが、直ぐに慣れる。
所々、木の根や木道がとぎれている場所があるがクリアしながら歩く
おおきなミズナラの樹木には苔類が陽光に反射して光っている、青葉は生き生きと風になびいている。
そんな中を歩いていると一匹の猿を発見。食事中のようだが、こちらを見ても別に驚いたようすもない。
大人の猿だ、

野生の猿だー




小滝


湯滝から1kmほどで、小滝に出会う。
釣り人がいる。

小滝を過ぎ、木道を更に奥へと進む。赤い実をつけたズミの木が湯川の向こうに見える。
そろそろ周りの景色に飽きた頃、休憩所があった。
そこで、少し早い(11時頃)が昼食をとる事にした。旅館の用意した弁当だが、開放的な場所で食べれば味もまた格別だ。遠くに男体山も見える。
友人がくれた梅が旨い。

しばらく歩いていくと、周りの景色も変わりだして戦場ヶ原に近づいてくるのが分かる。
ホサキシモツケの群生が広がる、アザミや吾木香などの花が目につく

戦場ヶ原と男体山




戦場ヶ原 倒木の根




戦場ヶ原は昔話では神々の戦った戦場で、菖蒲ケ浜(勝負)で決着が着いたとネットにあった事を思い出しながら更に歩いて行く。
菖蒲ケ浜と竜頭の滝の分岐点で、竜頭の滝へ向かう。
竜頭の滝は、すぐ近くの駐車場まで車で入ってこれるのでかなりの混雑ぶりだ。
長い階段を降りてゆくと竜頭が見える。

龍頭の滝



龍の頭が水の中を突進して、水を左右に分けながら進むように見える。
竜頭の滝駐車場でトイレを済ませホット一息する。
そういえば、ここまでトイレが無かった(あったのに気が付かなかったかも知れないが)茶店で一休みして、20分遅れのバスに乗り込んで出発地点(湯滝)へ戻ることにする。約20分くらいであった。

湯滝で再度トイレを済ませ、帰路につくが、途中吹割の滝を見る予定になっている。

吹割の滝 造形美


車で1時間ほどで吹き割りの滝に着く、長くて狭い階段を下りて河原に着くと、そこは一枚の岩盤のようだ、川底が割れて、そこへ水が落ちる様はなんとも迫力満点だ。切り立った岩の造形美もまた見事なもの、感動する。
団体客も多い。



帰りは、のんびり、トマト農家でトマトを買ったり、高速のサービスエリアでゆっくりお茶をしながら帰ってきた。
ETC深夜割引の恩恵で通行料は安くて大変助かった。
そして、事前の計画100%以上の楽しい思い出がたくさん作れた旅であった。


旅の写真は下記サイトに別掲載しています
一日目、わたらせ渓谷鉄道〜足尾銅山〜日光
二日目、奥日光・戦場ヶ原ハイキング〜吹割の滝





感謝の心を込めて・・・
伊東祐三(山梨県 樋口印刷内)

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